2018年12月12日 11:00
チャンミンも教科書にしている!?韓国中が夢中になった作家とは
誰かを説得したいと願うとき、長々と話せば話すほど、相手は退屈し、あいまいにしか受け取られない。
《簡潔な言葉遣いは、剣のように聞く者の急所を突く。言力が大きく、かつ繊細な言葉は、聴衆の感性に鋭く突き刺さる》
【3】騒音……人を傷つけるジョークは必要ない
場の空気を和ませようと放った軽口が、人間関係をさらに悪化させることがある。相手を気遣うことができないジョークは、かえって自分にとっても不利益をもたらしてしまうのだ。
《口先から流れ出す言葉に、相手への思いやりが欠けており、誰かに傷を負わせるなら、それは声ではなく粗雑な騒音に過ぎない》
【4】未来……過去に固執しては道は拓けない
アイルランド共和軍(IRA)によるテロでいとこを失った経験をもつエリザベス女王は、前IRA司令官と晩さん会をともにした際、彼を責めることなく、両国の和解を提起。女王には拍手が送られた。
未来を冷静に見通すためには、過去に固執しない姿勢が求められるという。
《時には過去の鎖に縛られているために未来に進めないでいるのではないかと、自分を振り返ってみる必要もある》
同書の序文には、《いまあなたの隣にいる大切な人と、もう少し近づいてもらえたらと願う》とある。