2018年12月20日 18:58
速度超過でつかまった18歳へ…警官が送ったメッセージに共感集まる
(中略)
私が止めたとき、君は怖がっていたね。目に見えて震え、息も上がっていた。残念ながら、君は怖がるのが1分遅かった。そして、怖がる理由も間違っていた。
君は、自分自身を殺そうとしていたことに恐怖を覚えるべきだった。
君は自分が無敵なのだと思っているのだろう。自分の死を予測することさえできなかったのだろう。
私は君に、今まで車から引っ張り出したことのある18歳の無残な遺体の話を、いくらでも聞かせてやれる。
事故で投げ出され、バラバラになった遺体。識別もできない遺体。彼らは皆、自分が無敵だと考えていた。でも、違った。彼らは死に、私が彼らの親に子どもの死を伝えなければならなかった。親に「お子さんが亡くなりました」と言うたびに、魂の一部が消え去って行く。
私は君の両親を知らない。でも、これは知っている。
君が家を出るとき、必ず「気をつけて。安全運転でね」と言うことを知っている。これはただの言葉じゃない。きっと無事に家に帰ってきてほしい、という願いを込めた最後の行動なのだ。(中略)
君が家を出るとき、親は君が車で死んでしまうのではないかと不安でたまらないのだ。何の関係もない人によって罪もないのに殴られる人もいれば、誰の心配もしない人もいる。