くらし情報『「初詣で」で押さえたい大人の嗜み、正しいご利益の求め方』

2018年12月30日 11:00

「初詣で」で押さえたい大人の嗜み、正しいご利益の求め方

「仏教では、宗派によってお参りの仕方、数珠の使い方などが一部違いますが、初詣でのような一般のお参りなら細かく気にする必要はないでしょう。真言宗など密教系のお寺では仏像の前に真言が書かれていることがあります。真言を唱えるのは、仏様に呼びかけるようなもの。より深くご縁が結ばれるので、お参りの際はぜひ唱えてみてください」

お参りするからには、仏様のご利益をしっかりいただきたいと願う人は多いはず。しかし、仏教は元来、過剰な欲やこだわりを捨て、悟りを開くのが目的の宗教。そもそも現世での利益を仏様に求めるのは、間違っている?

「確かに自分本位のお願いばかりをするのは、本来の仏教の考え方には反しますね。ご利益を求めるより、まずは自分の心を見つめ直して反省し、悩みを仏様に聞いていただくという心構えが大切だと思います。それにより心が穏やかになれば、もう十分にご利益をいただけたといえるのではないでしょうか。
具体的な願い事がある場合は、過剰な欲を出していないか、他人を傷つけるような願いではないかを考えたうえでお参りするとよいかもしれません」
神社でお参りするときも、エゴの強い願い事は控え、これからも家族と自分が健康に過ごせるように、平和な毎日が続きますようになどと祈ってみては。

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