初詣でする前に知っておきたい「願いを成就する5人の神様」
「初詣では、日ごろお世話になっている神様、仏様に今年も無事に新年を迎えられたことを感謝するのが目的。神社でも寺院でも、ふだんからお参りに行く場所であることが重要でしょう。全国的には神社への初詣でが多いですが、関東では寺院へ行く人も多いといわれています」
こう話すのは、寺と神社の旅研究家の吉田さらささん。神社仏閣に出かける際は、事前に少しの“予習”をしておくだけで、神様、仏様の世界が身近になり、お参りがぐっと楽しくなる。初詣でに出かける先にどんな神様、仏様が祭られているか、また、いつの時代のどんな建物があるかなどを調べておこう。
「日本の神様を知るには、『古事記』を読むのが近道です。最近は大人向けのマンガ版もたくさん出ていますので、年末年始の休暇中にでも一度読んでみるといいでしょう。人間よりも人間くさいのでは?と思うほどの神様も登場し、見えない存在ながらも親近感が湧くはずです」(吉田さん)
そこで、初詣でする前に知っておきたい「願いを成就する5人の神様」を紹介。
【オオトシノカミ】お正月の「顔」ともいえる豊かな実りの神様
・代表的な神社:葛木御歳神社(奈良県御所市)
・ご利益:五穀豊穣
五穀豊穣をつかさどり、正月に家々にやってくる「年神様」