くらし情報『「もう歌えない」晩年の美空ひばりさんが親友に明かした悲しみ』

2019年1月11日 16:00

「もう歌えない」晩年の美空ひばりさんが親友に明かした悲しみ

「もう歌えない」晩年の美空ひばりさんが親友に明かした悲しみ


「『川の流れのように』を発表して、すぐに亡くなったので、おふくろはこの曲を20回も歌ってないんじゃないでしょうか。でも、30年たっても、全世代から愛していただける。本当にありがたいことです」

ファンへの感謝の気持ちを語るのは、昭和の歌姫・美空ひばりさん(享年52)の息子で「ひばりプロダクション」社長の加藤和也さん(47)だ。

’89年1月11日にシングル『川の流れのように』を発売してから30年。ひばりさんが命を削って世に送り出した名曲の陰にあった孤独と病魔を、和也さんが、静かに述懐してくれた――。

「ずっと、足の痛みを訴えていたのですが、太ももの付け根の関節部分の骨がもろく、潰れてしまう大腿骨頭壊死と診断されたのは、’87年です。肝炎の症状もあることがわかり、いずれも過度の飲酒が原因だとみられました」(和也さん)

ひばりさんは’81年、子役時代から共に“美空ひばり”を作り上げてきた、最愛の母・喜美枝さんを亡くし、’83年、’86年にも相次いで弟を失っている。

「非常に絆の強い家族が亡くなり、残ったのは16歳のボクだけ。

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