2019年1月31日 11:00
トカイナカ生活で消費4割減も!森永卓郎式「年金で生き抜く技」
だから、支出のダウンサイジングが大切だと森永さんは説く。
「まずはメタボ体質の家計をスリムにすることが重要。1カ月13万円で生活できれば、将来年金が減らされても、貯蓄ゼロで暮らしていけるわけですから」
そこで森永さんに、自らの経験をもとに“50代の家計の断捨離◯×リスト”をつくってもらった。
【食費】献立を買い物前に決めるのは×
前出の家計調査によると、食費の平均は月7万5,000円ほど。
「現在のモデル年金額が22万円なので、このままだと食費だけで支出の3分の1も占めることに。しかし、食費は“やる気”になれば、健康的に、大幅に減らすことができる支出なのです」
安いスーパーで、安い時間帯を狙って、安くなっている食材だけを買うのが、ポイント。
「その際、献立を考えてから買い物をするのは×。スーパーで見つけた安い食材から献立を考えるのが◯です。
さらに食材をまとめ買いして、下ごしらえしたものを冷凍しておけば、経済的なうえに便利です」
うどんやお米は、安価で満腹感を得られる食材だが、森永さんは糖質制限をしているので、避けるようにしている。
「コストが高くなりがちですが、豆腐料理のレパートリーを増やすなどして、1カ月の食費は1万円以内に収めています」