2019年2月24日 06:00
アカデミー賞で『ボヘミアン・ラプソディ』嫌われる理由
日本時間2月25日に行われる「2019 アカデミー賞」の授賞式。世界中で大ヒットし、日本でも大ヒット中のクイーンの映画『ボヘミアン・ラプソディ』だが、現地の状況はかんばしくないようで……。アカデミー賞で『ボヘミアン・ラプソディ』が嫌われる理由を、ハリウッド情報に詳しい、映画ライター・よしひろまさみちさんと、LA在住の映画ライター・猿渡由紀さんが語ってくれた。
よしひろ「『ボヘミアン・ラプソディ』は、日本では昨年の興行トップだった『劇場版コード・ブルー-ドクターヘリ緊急救命-』を抜き去り、現在も114億円を突破して記録更新中です(2月15日現在)。アメリカでの成績はどうでした?」
猿渡「こちらでもヒットしていますよ。製作費が5,000万ドルレベルなのに、北米だけで2億ドルも稼いだから大・大成功です。この映画は、北米以外のほうがヒットしていますよね。総興収8億ドルのうち北米は2億。
音楽映画としては『アリー/スター誕生』のほうが北米では評価は高いです」
よしひろ「そもそも製作段階で『ボヘミアン・ラプソディ』は暗礁に乗り上げる一歩手前だったとか。いろいろ受難続きだっただけに、これだけヒットすれば十分って感じ?」