2019年3月7日 12:43
美談作り上げ4000万円集め…ホームレスと女性に有罪判決
2017年12月、美談として地元紙フィラルフィア・インクワイアラーに掲載されたときの写真。左からジョニー・ボビット、ケイト・マックルー、マーク・ダミーコ(写真:Newscom/アフロ)
一昨年、ガソリン切れで立ち往生していた女性に、ホームレスの男性が所持金の20ドルを差し出したという心温まる美談が話題となった。助けられたケイト・マックルー(28)は、ボーイフレンドのマーク・ダミーコ(39)と共にクラウドファンディングサイト「GoFundMe」でホームレスへの支援金を募り、結果40万ドル(約4,466万円)を超える寄付があった。その後、事態は思わぬ方向に。ABC NEWSがその全容を報じている。
昨年8月、この物語の主役の一人であるホームレス、ジョニー・ボビット(36)が、自分のために集まった寄付金を私的に使い込んだとマックルーとダミーコを訴えた。カップル側も、「渡した25,000ドルを2週間で使い切ったため残りは預かっている」と主張し、全面対決の姿勢を見せていたが、11月には3人揃って寄付金詐欺の疑いで逮捕されてしまった。
検察の捜査で、マックルーが友人に「ジョニーってホームレスがいるのは本当だけど、全部作り話なの」