くらし情報『世界最小赤ちゃんの奇跡 289gだった女児は間もなく20歳に』

2019年3月11日 16:00

世界最小赤ちゃんの奇跡 289gだった女児は間もなく20歳に

(提供:慶応大学病院)

(提供:慶応大学病院)



「正直、子供が生きていられるかどうかわからなかったので、大きく育ってくれて本当に嬉しいです」

自力で母乳も飲めるようになった成長ぶりに、男の子の母親(30)は、そう喜びの気持ちを語ったという。

2月20日、男の子の赤ちゃんが慶應大学病院を退院した。彼が生まれたのは6カ月前の昨年8月下旬。妊娠24週での出生で体重はわずか268グラムしかなかった。

アメリカのアイオワ大学のデータベースによれば、世界でこれまで300グラム未満で誕生し、元気に退院できた赤ちゃんはたった23人だけだという。今回、慶應大学病院を退院した男の子は世界でも24人目、男児のなかでは“世界で最も小さく生まれた赤ちゃん”だったのだ。

慶應大学病院は’99年に289グラムで出生した女児、06年に265グラムで出生した女児を元気に退院させたという実績もあった。世界でも24人しかいないうちの3人の200グラム台赤ちゃんたちを救ってきた “奇跡の新生児病棟”なのだ。


「私たちもニュースを見て驚きまました。268グラム、それも男の子って奇跡的ですね」

そう語るのは、東京都内に住む本山明美さん(55)。

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