お金を貯めるため切り捨てるべき「人とイベント」の選び方
「学生時代の仲間で久々に集まって飲みに行こうという話になったんですが、来る人はみんな私より年下。『ワリカンにして』なんて言えないけど、このままだと私が1万円以上も払うことに……」(50代主婦・Aさん)
4月は公私ともに出会いが増える。ランチや食事会などの予定をスケジュール帳に書き込むたびに、「いくらかかるんだろう」と不安に思うことも多いはず。
「人付き合いにかかる出費を少しでも抑えたいのであれば、『行くべきイベント』と『そうでないイベント』に分け、後者の誘いはキッパリ断る必要があります。人付き合いにかけるお金を“将来への投資”と考えてみると、Aさんの場合、“ムダな出費”になる可能性が高いかもしれません」
こう語るのは経済評論家の加谷珪一さん。人付き合いは、自分の中で優先順位をつけることが大事だと話す。
「基準になるのは、自分や家族にとってプラスになるかどうか。誘われた食事に参加することで何か頼みを聞いてもらえたり、今後の人間関係を築いていくきっかけを作ることができれば、よい出費と言えるでしょう。
その優先順位は、人とイベントに分けて考えることで“見える化”することができます」
優先すべき人付き合いを判定する点数のつけ方は次のとおり。