くらし情報『萩原健一さん「最期の花道を」妻から届いた涙のメッセージ』

2019年4月2日 00:00

萩原健一さん「最期の花道を」妻から届いた涙のメッセージ

リカさんは、萩原さんにその生活を続けさせるために全力を尽くしていたのだろう。彼女は繰り返し、“人間として幸せになってほしい”と、語っていた。

《萩原の妻を務めるのは並大抵のことではなく、一日一日が真剣勝負で……。主人も俳優として最終章をむかえました。俳優は幸せなどを削って、作品に身を投じている人もいるそうで、主人もそうだったと思います。ただ私の幸せは、“人間・萩原敬三(※本名)”が幸せになることで、主人が笑顔で仕事をしてくれることが何よりもうれしいんです。》

インタビューで萩原さんは目を潤ませながらリカさんへの感謝の言葉をはっきりと口にしていた。

「……僕は家内と出会っていなければ死んでいたんじゃないかな。
彼女と結婚して本当に人生が変わったんだ……」

それから3年、萩原さんの容体が急変したのは今年3月25日。病院に救急搬送されたが、翌日に帰らぬ人となった。夫婦最期の病室についてリカさんはこうコメントしている。

《本人の強い意向により、病のことは公表せずに参りました。最期は、とても穏やかで安らかに、ゆっくりゆっくり、眠る様に息をひきとりました》

“病気のことなどで騒がれず、俳優として毅然と逝きたい”という美学を理解してくれた妻に看取られた萩原さん。

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