元・銀座ナンバー1ホステスが語る「誘われる人」への近道
「先日、友人とお茶した帰りに『また会おうね』と言ったら、『うん、誘ってね』と返事をされたんです。その言葉がどうしても引っかかってしまって……」
そう話すのは都内在住の主婦・岩本香代子さん(仮名・45歳)。友人はあいさつ代わりに軽く発したのだろうが、“誘うのはあなたで、会うかどうかを決めるのは誘われた私”と言われた気がして、モヤモヤした気持ちがおさまらないという。さらにそれ以来、人と会う約束をするたびに、どちらから誘ったかを意識するようになってしまったとも。
「考えすぎと言われればそうですが、彼女が上から目線で私に接しているようにも思えてきて。人づきあいって難しいですね……」
じつは、香代子さんのように“どちらが誘ったか”を気にし始めたのを機に、深刻な悩みへと発展するケースは少なくないという。元・銀座クラブのホステスで、女性特有の人間関係にも詳しい心理カウンセラーの塚越友子さんに話をうかがった。
「島国である日本では、協調性をもち、人とうまくやることが美徳とされてきました。
ゆえに、『友達100人できるかな』という歌も、“できたらいいね”ではなく、“できないと失格”と翻訳されがちなんです。