2019年4月17日 06:00
朝の5分が夜の1時間に匹敵する“最強の時間”である理由
「私は早起きをきっかけに、人生が劇的に変わりました!」
そう話す塚本亮さんは、’07年にケンブリッジ大学大学院に進み心理学を学んだ後、現在は英語教育のスペシャリストとして活躍中だ。そんな彼だが、かつては勉強が苦手で、塾を転々としたものの成績は伸び悩む一方だったという。
「集中力が持続せず、要領も悪い。おまけに当時は太っていて、目立つことといえば給食の早食いくらい。クラスでもいじられるさえない存在でした。高校生のころの模試の偏差値は30台。大学を受験すること自体危うい状況で……。そんな日々を送るなかで、あるとき、『こんな自分をどうしても変えたい!』と思い立ったんです。
でも、何から手をつけたらいいのかわからなくて。とりあえず、成功者のメッセージがある本を乱読しました」(塚本さん・以下同)
そのときに出合ったのが、現在も読み継がれる、アメリカのスティーブン・R・コヴィー博士の『7つの習慣』。《自分の葬儀を想像してみよ》という言葉が胸に刺さり、人生の目標が定まった。
「偉大な経営者となって、多くの人の支えとなる人生を送りたい、と思いました。私の葬儀では、家族が多くの人から感謝の言葉をもらえるような生き方をしたいと考えるようになったんです」