「人権感覚欠如」と非難殺到の番組、謝罪するも騒動やまず
コーナーの内容から「人権感覚の欠如」と非難の声が殺到した『かんさい情報ネット ten.』(読売テレビ)で5月13日、出演者らが謝罪した。しかし説明が十分ではなかったために、改めて厳しい声が。いまだ騒動はやみそうにない。
ことの発端は、10日に放送された『迷ってナンボ!』というコーナー。レポーターの藤崎マーケットが“見た目では性別を判断できない人”の性別を知るため、胸を触ったり保険証を提示してもらうといったシーンがあった。するとVTR放送後、コメンテーターの若一光司氏(68)が「許しがたい人権感覚の欠如」「報道番組として、どういう感覚や。ちゃんと考えろよ!」と叱責したのだ。
13日の放送では中谷しのぶアナウンサーが「街で出会った一般の方のプライバシー、そして人権への配慮を著しく欠いた不適切な放送をしてしまいました」と話し、「取材に応じてくださった皆さまにご迷惑をおかけしただけではなく、見てくださっている皆さまにも不快な思いを抱かせてしまいました」と謝罪した。
中谷アナに続いて当日の解説デスクを担当していた小島康裕氏と、番組の責任者である報道局長・乾左登司氏も謝罪。また再発防止と信頼回復に努めるため、「迷ってナンボ!」