突然億万長者になったら…映画『億男』で考えさせられる人生
(C)2018 映画「億男」製作委員会
家の中で楽しめるエンタメや流行を本誌記者が体験する“おこもりエンタメ”のコーナー。’14年に発売されて以来ロングセラーの小説『億男』。佐藤健と高橋一生のダブル主演で話題となった映画が、DVD化されるとのことで、お先に観賞しました。
■『億男』5月22日発売。豪華版(特典Blu-ray付き Blu-ray2枚組)7,344円、通常版(DVD1枚組)4,104円(ともに税込み)。発売元/アミューズソフト、販売元/東宝
3,000万円もの借金を返済するため妻(黒木華)や幼い娘と離れ、ひたすら働く一男(佐藤健)は、ある日宝くじが当たり、3億円を手にします。そして、大学時代に同じ落語研究会だった親友の九十九(高橋一生)が企業して大成功したことを思い出し、お金について相談することに。ところが、パーティで一緒に盛り上がった翌日、3億円と共に親友はこつぜんと消えていました。
たった1日で天国と地獄を見るような展開で始まるこの映画。でも、よくある仲間のお金の奪い合いの話ではないところがミソです。九十九の行方を追ううち、一男はギャンブルや怪しいビジネスに打ち込むバブリーな人たちに出会いますが、どの人もある意味自分の映し鏡。