くらし情報『「特殊詐欺」から身を守るには“専門用語知ったフリ”が有効』

2019年5月24日 11:00

「特殊詐欺」から身を守るには“専門用語知ったフリ”が有効

「特殊詐欺」から身を守るには“専門用語知ったフリ”が有効


「あのさ、オレだけど……」と、息子を装う電話で金銭をだまし取る詐欺が、警察庁に「オレオレ詐欺」と命名され早15年。現在、その手口はますます巧妙になり、還付金がもらえると偽り金銭をだまし取る還付金詐欺や、スマホのデータ通信料の架空請求など、「特殊詐欺」と呼ばれる犯罪は増加の一途をたどっている。

また、事前に家族構成や資産状況を聞き出して詐欺をはたらく「アポ電詐欺」では、凶悪なケースが目立ち、2月には、東京都江東区で80歳の女性がアポ電を受けた後に強盗に押し入られ、殺害されるという事件も発生した。

警察庁の最新の統計によると、特殊詐欺による昨年の被害総額は約356億円。1日あたり、1億円近い被害が出ていることになる。

詐欺や消費者問題に詳しい藤本大和弁護士は、被害者像をこう説明する。

「とくに狙われやすいのは家庭にいる中高年女性。日中、詐欺師による電話や訪問を受け、詐欺に遭ってしまう。
自分が財布のひもを握っているため夫にも相談できず、弁護士に助けを求め駆け込んでくる女性が後を絶ちません」

詐欺から身を守るには「引っかからないこと」が最大の防御法だが、とはいえ相手の詐欺師もその道のプロ。

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