くらし情報『年金100年安心とは何だったのか?報告書で嘘露呈に怒りの声』

年金100年安心とは何だったのか?報告書で嘘露呈に怒りの声

(写真:アフロ)

(写真:アフロ)



金融庁の金融審議会が6月3日に発表した「高齢社会における資産形成・管理」の報告書。その内容に、非難の声が殺到している。報告書によると年金だけでは老後の資金を賄うことができないため、95歳まで生きるには夫婦で2,000万円の蓄えが必要になるとのこと。そのため現役期から「つみたてNISA」や「iDeCo」などを用い、資産形成するよう促しているのだ。

また今回の報告書について金融庁トップである麻生太郎氏(78)は「人生設計を考えるときに100まで生きる前提で退職金って計算してみたことあるか?普通の人はないよ」と話し、「今のうちから考えておかないかんのですよ」と持論を展開している。

「かつて政府は『年金100年安心プラン』をうたっていました。04年当時の小泉純一郎首相(77)によって国庫の負担を増やし、もらえる年金額を抑える仕組みを導入。さらに現役世代が支払う年金保険料を13年間、段階的に引き上げることにしました。
そうした“痛み”に耐えれば年金は安泰だと、太鼓判を押していたのです」(全国紙記者)

しかし今回の報告書により、“100年安心”ではないと露呈してしまったことに……。

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