2019年6月13日 16:00
なぜ華僑のエリートは声が小さいのか、専門家語る財テク奥義
「私は20代で医療機器販売会社を起業するにあたり、在日華僑社会で知らない者はいないといわれる大物華僑に1年間、師事しました。その結果、起業して1年目に年商1億円を突破することができたんです」
こう話す大城太さん(44)は、現在、5つの会社を経営するビジネスオーナー。これまで『華僑の奥義』(日本実業出版社)など多くの著書で、自ら華僑から学んだスキルを公開してきた。
「華僑とは、世界各地に住む中国人の総称です。非常に団結力が強く、異国の地で成功を収めている人が非常に多い。そのマネー哲学も独特。お金の話には、つねにオープンでドライ。そのしたたかなマネー術は、華僑の奥さんたちにも共通しています」
そこで今回、大城さんが華僑やその夫人から学んだ「一生お金に困らない奥義」を紹介してくれた。
■“大きな声”は出さない
「中国人は声が大きい印象がありますよね。それは中国語の発音がおなかから息を出さないと発せられないことによるといわれています。ところが華僑のエリート一家はみんな声が小さいんです」
不思議に思った大城さんが師匠に尋ねると……。
「まわりが大声の中で、小声で話すことに意味がある。