2019年6月18日 00:00
羽生善治抱えていた踵の爆弾…歴代最多勝の陰で見た極秘通院
歴代最多勝を記録した羽生だが……。
患者が続々と入っていく都内にある総合病院の正面玄関口――。6月11日の朝9時半、どこか疲れた表情でそこから出て来たのは、将棋界の第一人者・羽生善治九段(48)。玄関前に妻・理恵さん(48)が運転する車が止まっていた。
羽生といえば、6月4日に歴代単独1位となる公式戦通算1千434勝を達成し、最多勝記録を27年ぶりに塗り替えたばかり。そのわずか1週間後、羽生は重い足取りでゆっくりと歩を進め、後部座席のドアを開けると体をかばうように車へ乗り込んでいった。本誌記者が羽生の姿を目撃した約2時間後に理恵さんがツイッターでこう明かしていた。
《人間の病院に来ています。予約無し、紹介状無しだと2時間待ちなうです》
どうやら羽生は本誌の目撃後、車内で診察待ちをしていたようだ。その日の夜6時、理恵さんは羽生の病名を公表。
《羽生が以前より不調を訴えていた右足の踵の痛みを調べて来ました。アキレス腱炎・アキレス腱付着部症です。アキレス腱に引っ張られて踵の骨が突起状に裂け激痛で普通に歩くのが今困難です》
普通、足を酷使するスポーツ選手がかかることが多いというこの病い。