くらし情報『無実の“虐待疑惑”で勝手に後見人を――当事者語る行政の闇』

2019年6月20日 06:00

無実の“虐待疑惑”で勝手に後見人を――当事者語る行政の闇

無実の“虐待疑惑”で勝手に後見人を――当事者語る行政の闇


デイサービス利用中に突然、施設に連れ去られた母――。本人の意志を無視して後見人をつけ、自由と財産、幸せをも奪った行政の暴走を、家族は怒りをもって告発する!

「“この国では安心して長生きもできないんだな”とつくづく感じました。普通の生活に戻れたのは奇跡としか言いようがありません。本当に地獄のような日々でした」

そう語るのは三重県桑名市在住の山本浩子さん(48・仮名)だ。浩子さんは独身で、母・静江さん(79・仮名)と桑名市内の自宅で二人暮らし。静江さんには’14年頃から軽い認知症のような症状がみられたが、浩子さんは仕事をしながら、デイサービスを利用するなどして、在宅介護をしてきた。

「私は母が大好きで、介護を辛いと思ったことはありませんでした」(浩子さん)

ところが母娘の平穏な生活は突然崩壊する。’16年9月、桑名市の出先機関である地域包括支援センターの職員らが、デイサービス利用中の静江さんを一時保護の名目で連れ去り、施設に入れてしまったのだ。
当時の模様を当事者である静江さんは、こう振り返る。

「突然、市の職員が来て施設に連れていかれましたが、事情がさっぱりわからなかった。

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