山田裕貴が『なつぞら』雪次郎役の影響力を感じるとき
「まさに今、この状態じゃないですか(笑)。話を聞いてくれる人が、こんなにたくさんいるとは」
取材場所にやってくるなり、30人近くいた記者を見て「わっ」と驚いた山田裕貴(28)。NHK連続テレビ小説『なつぞら』の影響力を感じるときは?との問いにそう素直な思いを口にする。
おおらかな感じは『なつぞら』で演じている菓子店「雪月」の一人息子・雪次郎と似ているかも。聞くと山田本人も雪次郎に親近感を抱いているのだそう。
「雪次郎が大切にしている感覚が、僕の思っていることとほぼ一緒で、台本をもらうたびに共感する部分があるんです。脚本家の大森さんが、僕のこれまでのインタビューをめちゃくちゃ読んでくれていて、そのうえで書いているんじゃないのかな?って思うくらい」(山田・以下同)
インタビューでよく語られてきたのが山田の父、山田和利氏(54)の話。元プロ野球選手で現在、広島東洋カープでコーチをしている。
山田自身も中学時代まで野球をしていた。最近はまったくしていないそうだが。
「でもこの前、東京に来て初めて野球を見に行きました。1塁コーチをしている父を見に行こうと思って(笑)。いやぁ、楽しかったですね。