くらし情報『2000万円報告書「実は要介護だと3600万円必要」のカラクリ』

2000万円報告書「実は要介護だと3600万円必要」のカラクリ

2000万円報告書「実は要介護だと3600万円必要」のカラクリ


「年金だけでは、老後資金が2千万円不足する。いま、金融庁の報告書が話題になっています。でも、報告書をよく読むと、じつは2千万円でも足りないと書いてあるのです」

そう語るのは、経済評論家の平野和之さんだ。6月3日に、金融庁が発表した「金融審議会『市場ワーキング・グループ』報告書」。同書では「老後20~30年で最大2千万円の不足額が発生する」と報告。“年金だけで生活することが厳しい実情”が明かされ、批判の声が殺到している。

7月の参院選への影響を懸念した安倍晋三首相(64)は、10日に「これは金融庁から発表された数字なんだろうと。こう思っておりますが、これは不正確であり、誤解を与えるものであった」と釈明。
さらに麻生太郎金融相(78)は11日に「正式な報告書としては受け取らない」と述べ、報告書を作成した金融庁を批判した。14日には金融庁の三井秀範企画市場局長が「配慮を欠いた対応で、このような事態を招いたことを反省するとともに深くおわびする」と、謝罪に追い込まれる事態にまで発展していた。ずさんな政府の対応に国民もあぜん。ネット上は怒りの声であふれている。

《国民なめてんのか!いい加減にせえよ》
《老後のために日々節約しながら暮らしている主婦のことをなんだと思ってるんだろう》

立憲民主党の蓮舫副代表(51)

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