安倍首相 慰霊式でヤジ…翁長前知事の妻語っていた沖縄の闘い
(写真:アフロ)
6月23日、沖縄県・糸満市で開かれた沖縄全戦没者追悼式に出席した安倍晋三首相(64)。しかし式典では「安倍は帰れ!」「辺野古新基地建設は許さん!」といったヤジが上がり、安倍首相が挨拶で基地負担の軽減に取り組むと述べると「ウソをつけ!」との声も出ていたという。
第二次世界大戦さなかの45年、住民の4分の1が犠牲になったとされる沖縄戦。その死者たちへの慰霊の場で怒りの声を上げる県民たちには、複雑な心情がある。昨年12月新基地建設に向けて、辺野古の海に土砂が投入されたのだ。
「今年2月に行われた県民投票で7割以上が『埋め立てに反対』という民意を示したにも関わらず、安倍首相は『対話を続けていきたい』と話したのみでした。また今年1月にはNHKの番組に出演した安倍首相が『土砂を投入していくにあたってサンゴを移している』と発言し、玉城デニー知事(59)が《現実はそうなっておりません》とTwitterで反論していました。実際には9群体のみ移植していたようですが……。
慰霊の日の挨拶は例年と似たものの繰り返しとも指摘されています。安倍首相が県民の心情を逆撫でするようなことが続いているのです」