市井紗耶香出馬で語った4児母の苦悩「育児ノイローゼも…」
「子育ての現場にいるお父さんやお母さんと、国会の考えが追いついていないですよね。温度差がありすぎると思います。そこを変えていきたいです」
そう訴えるのは元モーニング娘。の市井紗耶香(35)。14歳長女、12歳次女、6歳長男、2歳三女の母親でもある彼女は6月26日、参院選(7月21日投開票)に立憲民主党から立候補することを表明。その2日後、紺のパンツスーツ姿で都内の会議室に現れた彼女は少し緊張気味な表情で本誌の取材に応じてくれた。
政治に興味を持ったきっかけは何だったのだろう。
「まず、陸上自衛隊員の継父の影響ですね。
東日本大震災が起きてすぐに福島に救助に行ったんです。その姿を見て“日本国民に必要とされる人たちがいる”と感じたんです。継父を誇らしく感じ、私も見習いたいと思いました。そして今、4人の子育てをしていますが、長女を出産後、自分の命より大事な命ができたことが大変大きかったと思います」
わが子のために日本の将来が気になり始め、関心のなかったニュース番組も見るようになったそう。
「私の実体験として、長男を保育園に入園させる際、空きがまったくなく待機児童問題にぶち当たって大変でした。