くらし情報『「国民年金だけだと老後5千万円不足」を解決する4つのワザ』

「国民年金だけだと老後5千万円不足」を解決する4つのワザ

それでは、ファイナンシャルプランナーの中村薫さんに老後の準備の進め方を解説してもらおう。

「1つは『月1万円でも支出を減らすこと』です。現在50歳で月1万円ずつ支出を減らすことができれば、65歳までに180万円減らせる計算に。さらに、老後にかかるお金を減らすこともできます。そしてもう1つが『国民年金の未納期間を減らすこと』です」

以上が必ずやっておくべきこと。そのうえで、自らの所得や職種に応じて、老後資金を増やす4つの方法を考えよう(※1:加入年の上限や受取時期は国民年金の加入状況等により異なる場合がある。※2:課税所得400万円で上限額まで加入した場合の所得控除による節税効果の例)。

【1】国民年金基金

掛金の上限額(自営業者、年間):合計81万6,000円
加入年の上限(※1):60歳まで
受け取れる時期(※1):60歳以降
節税効果の例:年約24万円(※2)

現在は予定利率1.5%で運用されている。
ライフプランに応じて、受給の種類を選ぶことができて、終身受給のものもある。保険料は所得控除の対象になり、所得税や住民税を節税できる。

「国民年金に“上乗せ”して加入することで、65歳以降に受け取れる年金額を増やすことができるのが『国民年金基金』です。

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