億超え資産の女性が伝授する“お金持ちマップ”の描き方
「22歳で結婚した相手は『宵越しの金は持たない』という人。その人の基準に合わせていてはいつまでもお金が貯まらないと思い、専業主婦だったとき、暑い日はエアコンの電気代を節約するためスーパーで過ごすという節約生活をしていたんです。それがある日ふと、生きている意味がわからなくなってしまって(笑)」
いまや約5億円の資産を有する“億女”の熊谷和海さん(48)。癒し系の雰囲気をまとい、柔らかな語り口は、話しているだけで福を分けてもらえそうだ。現在、彼女が主宰するサロンや講演を行うセミナーも大人気。そんな熊谷さんの社会人としてのスタートは電話オペレーターの派遣社員。当時の年収は220万円ほどで生活をするのがやっとだった。しかし、今に通じるお金に対するマインドは当時からあった。
「出社するとトイレ掃除を率先してやることにしていました。お金に好かれる基本として、家族から教えられていたことだったんです」
熊谷さんは、資産管理に長けたおばあちゃんたちから、お金との付き合い方を自然と学ぶ環境で育ったという。
「基本は『楽しくお金をつくる、使う』という考え方で、ごもく(京都弁でごみ)を買わないという姿勢は身についたと思います」