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ドラクエ映画化の陰に深刻な原作不足 小説やコミック出尽くし

女性自身
ドラクエ映画化の陰に深刻な原作不足 小説やコミック出尽くし


俳優の佐藤健(30)が主人公の声を務めた、フル3DCGアニメ映画「ドラゴンクエストユア・ストーリー」(8月2日公開)。その完成報告会が7月16日に都内で行われたと、各スポーツ紙が報じた。

同作は国民的人気ゲームの映画化で、「ドラゴンクエスト5天空の花嫁」が原案。主人公・リュカの声を佐藤、ビアンカ役を女優・有村架純(26)、フローラ役を波瑠(28)が担当。声優初挑戦で自身もファンという佐藤は「映画化に関して快く思っていない方が少なくないのも事実。その気持ちは痛いほど分かる」と“ファン心理”を推察し、そのうえで「ゲームに大切な思い出を持っている人にこそ見てほしい」とアピールしたという。

「総監督・脚本をつとめるのは『ALWAYS三丁目の夕日』シリーズなどで知られる山崎貴監督(55)。配給元は大手の東宝です。
夏休みシーズンの目玉作品で、ヒットが見込まれています」(映画業界関係者)

これまで小説とコミックは数々のヒット作が映画化されてきたが、その流れがついにゲームに進出したかたち。そこには、邦画の好調ぶりが影響しているという。

「昨年度の全国映画概況によると、邦画は公開本数613本で累計興収は約1220億円。それに対して洋画は公開本数579本で累計興収は約1,005億円。ここ数年は“邦高洋低”となっているのです。オリジナル作品が昔に比べて激減したこともあり、ヒットした原作はすぐに映画化。そのため小説とコミックも出尽くしており、“在庫”が足りない状況となっているのです。今後もゲームが映画化される流れは続いていくでしょう」(映画担当記者)

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