共働きの助け以外にも…「二世帯同居」もたらす孫へのメリット
「二世帯同居」と聞くと、恨み骨髄の「嫁姑バトル」や、肩身の狭い「マスオさん」を想像してしまう人が多いが、そんなイメージはもう古い!親世帯にも子世帯にもメリット満載、令和時代の新しい「二世帯同居」のカタチとは?
「近年では共働き夫婦の増加にともない、親世帯からのフォローを期待した『近居』や『二世帯同居』の割合が増えていますが、ひとつ屋根の下で大家族がわいわい暮らすといった、昭和の“べったり型”同居は、減ってきているという印象です」
こう話すのは旭化成ホームズ株式会社の研究機関である二世帯住宅研究所の松本吉彦所長。ちなみに同社の主力商品である「ヘーベルハウス」が二世帯住宅の販売を開始したのは’75年のことで、「キッチンが2つある間取り」と定義している。
「ひと昔前は、同居するとお嫁さんがいじめられたり、お婿さんの肩身が狭くなるという話がありましたが、最近同居を始めた方では、そうしたケースは少なくなっているようです。おそらく、現在の親世代には核家族の第一世代が多いので、子世帯を尊重する意識が強いのでしょう」
時代の移り変わりによって変化が生じてきたのは、親世帯と子世帯の距離感だけではない。