「嫁姑」の二世帯同居を“寂しさ知らず”に変えたあるルールとは
「二世帯同居」と聞くと、恨み骨髄の「嫁姑バトル」や、肩身の狭い「マスオさん」を想像してしまう人が多いが、そんなイメージはもう古い!親世帯にも子世帯にもメリット満載。「二世帯同居」で失敗しないコツを読者の実例から学ぼう!
【ケース1】姑(67歳)× 嫁(35歳)の場合
「夫が数年前に他界し、寂しさはありますが、毎日がとてもにぎやか。寝室は孫娘と一緒ですし、やはり大家族でよかったと思います」
そう話すのは、隅田川を望むマンションに長男家族と暮らすMさん(67)。間取りは3LDKで、中1を頭に3人の孫も含めた家族は総勢6人だ。一昨年、夫が他界したのを機に、それまで夫婦で営んでいた飲食店を同居する長男夫婦に譲ったという。
現在、Mさんは土日だけ店を手伝い、夕食作りをはじめとした家事全般を担当。空いた時間は自転車で日本橋まで買い物へ行くなど悠々自適に暮らしている。
そんなMさんは二世帯同居についてどう感じているのだろうか。
「にぎやかな暮らしが大好きなので、家族のご飯を作るのが苦になったことは一度もありません。それに、自分自身が大家族で育った経験を踏まえ、同居していくうえでのルールを作っているので、お嫁さんともめることもほとんどありませんよ」