2019年8月21日 15:50
写真を飾って「感情系」を鍛えて、片付けられる脳を取り戻す
「片づけとは、物を動かしたり、元に戻したり、並べ替えたりすることを指しますが、脳が物事を処理する能力とほぼ同じ働きです。技術の発展に伴い、私たちの生活はどんどん便利になりましたが、一方で、生活がパターン化し、脳の使われる部分が限定され、使われなくなった部分は衰えています。その結果、一人ひとりの処理能力のクセ(得手不得手)が、片づけにも影響しているのです」
脳内科医の加藤俊徳先生はこう話す。著書『部屋も頭もスッキリする!片づけ脳』(自由国民社)の中では、脳の持つ働きを部位別に明確にし、8つの脳タイプに分類している。ここではそのうち「感情系」脳をピックアップ。「感情系」脳がうまく使えていないとなぜ部屋を片づけられないのか、さらにはそのトレーニング法も紹介。まずは、次のチェックリストを。多くチェックがついていたら、あなたがきたえるべきは「感情系」脳だ。
□テレビを見ていて泣いたり笑ったりすることが減ってきた
□人が話すことに共感できない
□パートナーや家族の顔色を気にしすぎる
□急に気が変わることが増えた
□家の倉庫や押入れの雑貨を見ても昔がよみがえってこない
感情系脳は喜怒哀楽をつかさどる部分で、日常が楽しくなかったり、思い出の品を見ても何も感じなくなったら要注意。