三谷幸喜がディーンを「佐藤浩市以来」というワケ
(撮影:秋倉康介)
三谷幸喜(58)監督4年ぶりの新作映画『記憶にございません!』(9月13日より全国東宝系にて公開)は、中井貴一(57)演じる記憶喪失の総理大臣が主人公。ディーン・フジオカ(39)はじめ、脇を固めるキャストも超豪華な本作について、3人が話してくれました。映画と同じく笑いあふれる鼎談に!
中井「僕たち世代は、総理大臣になりたいという子が必ずクラスに数人いたんです。僕自身はそういう願望はありませんでしたが、総理大臣役で疑似体験ができて、本当に楽しかったです」
三谷「僕は、とにかく、中井貴一さんでコメディをやりたかった。だから、まずは、中井さんの演じる総理大臣を真ん中に、彼を取り巻く人たちを考えていきました。そのなかで、首相秘書官はスッとしたカッコよさがあって、人を背後から操るような切れ者。誰に演じてもらおうかなあ?と考えたとき、ディーンさんが適任だ、と」
ディーン「最初、僕が演じた井坂という男は、すごい悪いやつだと思っていました。でも、演じてみたら、気持ちが真っすぐすぎてどこかでこじれちゃった人なんだろう、と思うようになりましたね」
三谷「ディーンさんとは、クランクイン前にちょっと役について話したいと言われて会ったんです。
クランクイン前に役者さんと話し合ったことなんて、昔、真面目だったころの佐藤浩市以来(笑)」
中井「ずいぶん前ですね(笑)」
三谷「それだけ役に対して、真剣なんだなって感じまして。お会いしてドキドキしました、断られたらどうしようって。でもディーンさんて真面目な方だけど、そこから垣間見られる隙みたいなものがすごく面白いので、そこを生かせたら楽しいだろうな、とも思いました」
中井「本当、好青年ですよね」
三谷「中井さんは、こんなに動きの面白さがある人はいない。慌てぶりなんてもう、中井さんの真骨頂(笑)。走ったりするだけで面白いので、引きの画を撮りたくなる」
中井「三谷さんの脚本に、コメディが書き込まれているから、役者は、ただただ必死にやることが笑いにつながっていくんですよね」
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