くらし情報『北村地方創生大臣 ダム建設の犠牲発言に「典型的な暴言」の声』

2019年9月17日 16:00

北村地方創生大臣 ダム建設の犠牲発言に「典型的な暴言」の声

(写真:アフロ)

(写真:アフロ)



北村誠吾・地方創生担当大臣(72)が9月14日、地元・長崎県佐世保市で会見を行った。同県は石木ダムの建設に揺れているが、それにちなんで北村大臣が「誰かが犠牲に」と発言したためネットで物議を醸している。

石木ダムは川棚川流域の治水と佐世保市への利水を目的に75年に建設が決まったが、地権者からの反対があり本体着工ができていない。いっぽうで国は13年に事業認定、県も家屋などの強制収用の手続きを進めている。

そんななか、「長崎県は石木ダムの必要性を十分に説明してきたのか」「42年前の計画は現在でもふさわしいのか」と妥当性を問う声が。また約538億円にものぼる税金を投じて美しい景観にダムを作るということもあり、坂本龍一(67)や伊勢谷友介(43)といった著名人たちも建設を反対している。

にもかかわらず予定地の明け渡し期限は11月18日となっており、立ち退かなければ行政代執行が可能となる。

北村大臣は14日、会見で過去の佐世保の大渇水に言及。
そして地域の発展のためにも新たな水源が必要であると強調した。

地権者の水没予定地への愛着を理解しながらも「何かを犠牲にして人々は生きている」

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