くらし情報『関西電力・八木会長が辞任拒む理由…前任者の退職金は10億円』

関西電力・八木会長が辞任拒む理由…前任者の退職金は10億円

関西電力・八木会長が辞任拒む理由…前任者の退職金は10億円


「高い電気代を支払っているのに、それが小判や金杯などになって、関西電力の幹部に流れていたわけですからね。庶民の怒りも当分収まらないと思います」

そう語るのは、『関西電力と原発』の著者でジャーナリストの矢野宏さん。

八木誠会長(69)をはじめとした関西電力の役員ら20人が、高浜原発がある福井県高浜町の元助役から高額の金品を受け取っていた問題が注目されている。

「現金以外にも、1セット45万円ほどの金杯が8セット、75着で3千750万円相当のスーツ仕立券、それに小判形の金まで……。総額は3億2千万円ほどにのぼります。役員たちは、ほとんど返却したと主張していますが、氷山の一角にすぎない可能性もあります。贈られた金品の資金は、今年3月に死去した高浜町の元助役・森山栄治氏が顧問を務めていた地元建設会社から出たとみられています。また、その建設会社は、関西電力から原発関連工事の発注を受けていました。
関電が建設会社に支払った工事費用、いわゆる“原発マネー”が役員らに還流していた疑いが強いのです」(社会部記者)

関電は10月2日に記者会見を開いたが、八木会長も岩根茂樹社長も釈明を重ねるばかりで、辞任する意思はないことを表明した。

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