2019年10月18日 00:00
バチェラーが恋愛離れ世代に刺さる訳 ねるとんとは真逆の構成
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Amazon Prime Videoによる恋愛リアリティ番組「バチェラー・ジャパン」の口コミが、連日のようにSNSを賑わせている。“若者の恋愛離れ”が進んでいると言われる今、なぜ恋愛リアリティ番組がバズるのか。著書『恋愛しない若者たち』などで知られ、“草食系男子”の言葉を世に広めたトレンドマーケター・牛窪恵さんに話を聞いた。
■現実ではありえないマッチングだからこそ物語として楽しめる
「婚活世代と言われる20代後半~30代の人々は、恋愛に憧れていないわけではないんです。むしろ2004年の『セカチュー(世界の中心で、愛を叫ぶ)』ブームなどを経験し、“現実にはありえない純愛を物語として楽しみたい”という願望を強く持っている世代なんです」
そんな婚活世代にとって、『バチェラー・ジャパン』の何が刺さるのか。牛窪さんはこう語る。
「『バチェラー・ジャパン』は、実社会では非常に珍しい“ミスマッチ(格差)”な男女が短期間で恋愛をするという点で、現代の純愛物語と言えるんです。