くらし情報『高給取りを優遇…荻原博子が指摘する「在職老齢年金」のウラ』

2019年10月25日 15:50

高給取りを優遇…荻原博子が指摘する「在職老齢年金」のウラ

高給取りを優遇…荻原博子が指摘する「在職老齢年金」のウラ


最近、「在職老齢年金」の見直しがさかんに議論されている。在職老齢年金とは、年金をもらいながら働く60歳以上の方を対象としたもので、給与と年金の合計額が、基準額を超えたとき、厚生年金が減らされる制度だ。現在の基準は65歳以上が47万円、60~64歳は28万円だが、年金の減額は高齢者の働く意欲をそぐと問題に。そこで、基準を62万円に引き上げることを中心に検討されている。経済ジャーナリストの荻原博子さんが解説してくれたーー。

■年齢に関係ない基準額の引き上げを期待

たとえば65歳のAさんは、給与が月45万円で、年金は月15万円。給与と年金の合計が57万円で基準の47万円を超えるため、年金が減らされています。減額は、合計57万円から基準47万円を引いた残り10万円の半額、5万円です。Aさんの年金は月10万円に。

しかし、改定案どおりに基準が62万円になった場合、Aさんの年金は減額されず、月15万円のまま受け取ることができます。

基準が上がり、年金の減額者が減るのはいいことでしょう。ただ、対象者はかなり限られています。

現在、働きながら年金をもらっている65歳以上で、もっとも多いのは、年金と賃金の合計額が20万~24万円の方です。

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