2019年11月10日 11:00
知識なしで始めるのは危険!キャッシュレスと不動産の落とし穴
年をとるごとにつのる老後への不安。どうにかしたいという一心で、投資や財テクに手を出そうと検討している人も多いだろう。でも、あなたが選ぼうとしているのは老後破綻の入口かもーー。
「老後2,000万円不足問題や、年金受給開始年齢の引き上げ論などがメディアで話題となり、リタイアが見えてきた50代の人たちの多くは“時間がないから、何か手を打たなくては”と焦っていることでしょう。しかし、そんな老後不安を抱える人たちの資産が狙われているんです」
こう警鐘を鳴らすのは、「やってはいけない!老後の資産運用」(ビジネス社)の著書もある、ファイナンシャルプランナー(FP)の岩城みずほさんだ。
「老後のため、よかれと思ってやったことが大失敗ーー。そんなことにならないよう、陥りやすい落とし穴を押さえておきましょう」
岩城さんが、老後不安につけ込まれて、ついやってしまう「お金のタブー」を解説してくれた。
【タブー1】不動産投資に手を出す
「女性専用のシェアハウス運用の投資を募った『かぼちゃの馬車』事件の被害者も、年金に不安を持つサラリーマンが多かったんです」
“毎月家賃収入が入ってくるし、いざというときは物件を売ればいい”。