田口淳之介語る家族との絶縁「辞めたあんたに価値ないと…」
保釈後、そして判決後、家族との間にはどんな会話があったのだろうか。
「僕には、実の母と姉、兄がいるんですが、僕が退所するとき、4歳上の姉から『ジャニーズを辞めたあんたに価値なんてない!』と言われたんです。退所してゼロからのスタートになり、家族にはこれまで通りの金銭的な援助はできなくなる。そんなタイミングで、ふいに投げかけられた言葉でした」
家族の話題に及んだ瞬間、田口の表情が目に見えて曇るのが分かった。そして、彼は初めて“家族との断絶”をこう明かした。
「母親は昔からステージママ的な人で、ジャニーズ時代から必要以上に仕事に口を出してきました。そのいっぽうで、僕の名前を使って、ファンを相手に料理教室を開いたりもしていたんです。家族はいまでも僕が建てた家に住んでいますが、もう3年以上、絶縁状態です。
もちろん事件後も連絡はとっていません。そんななか、支えてくれたのはやっぱり彼女でした。『“私たち”の家族がいるじゃん』と、言ってくれて。その言葉に、幾度となく救われましたね」
小嶺だけでなく、彼女の母親も田口にとって大きな支えになっているという。
「この13年の間には、僕と彼女の辛い瞬間が重なるタイミングが何回かありました。