くらし情報『同性愛がタブーな国で…レズビアンの恋を描いたケニア映画』

2019年11月18日 11:00

同性愛がタブーな国で…レズビアンの恋を描いたケニア映画

(C)Big World Cinema.

(C)Big World Cinema.



話題のスポットやエンタメに本誌記者が“おでかけ”し、その魅力を紹介するこの企画。今回は、同性愛がタブー視されているアフリカ・ケニアを舞台に、レズビアンの恋を描いた映画『ラフィキ:ふたりの夢』を紹介します。

■『ラフィキ:ふたりの夢』シアター・イメージフォーラムほかにて全国順次公開中

実は今回、ケニア映画を初めて鑑賞した記者。まずはティーンエージャーのポップでカラフルなファッションやメークの大胆な色使いに目を奪われました。

いっぽう大人の社会はそれとは真逆。女性の社会進出がいまだ発展途上。同性愛にいたっては法律で禁じられ、刑務所に送られることもあるという、今の日本では考えられないもの。同性愛者に対しての人々の嫌悪の強さには正直、驚かされました。
ゴシップ好きのおばさんは万国共通なのに(笑)。

さて、物語の主人公は、看護師になるのが目標のケナと、そんな彼女に「医師にもなれるのに」と大学進学をすすめるジキ。古いしきたりに縛られて生きたくないと意気投合した2人は、自由な価値観を持つ「本物になろう」と誓い合うのです。

ところが、2人の父親は国会議員に立候補する、いわば敵同士。

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