くらし情報『荻原博子「マイナンバーカード」に警鐘、還元あってもメリットなし』

2019年11月29日 15:50

荻原博子「マイナンバーカード」に警鐘、還元あってもメリットなし

荻原博子「マイナンバーカード」に警鐘、還元あってもメリットなし


政府は、マイナンバーカードを持つ人がキャッシュレス決済した際、25%のポイント還元をする方針を固めた。’20年9月から’21年3月まで期間限定での実施だ。その目的は大きく2つあるという。経済ジャーナリストの荻原博子さんが解説してくれたーー。

■マイナンバーカードでポイント25%還元だが、ネックは面倒な手続き

1つ目は、現在の5%(コンビニ等は2%)のポイント還元が’20年6月で終わるため、その後の消費の冷え込みを抑えること。7〜8月は東京五輪で盛り上がると予測し9月から対策を打つようです。

2つ目は、14.3%にとどまるマイナンバーカードの普及率を高めることです(’19年11月1日・総務省、以下同)。

今のところ、SuicaやWAONなどの電子マネーでチャージしたとき、ペイペイや楽天ペイなどでキャッシュレス決済したときに、独自の「マイナポイント」が付与されます。
それにしても25%還元とは大盤振舞いですが、ネックは面倒な手続きです。

【1】マイナンバーカードの発行

郵送やスマホからでも申請可能。ただし、できたカードは本人が役所で受け取り、暗証番号を設定。

【2】マイキーIDの発行

手続きには、パソコンだと専用ソフトのインストールや2,000〜3,000円のICカードリーダライタが、スマホだとパソコンとのブルートゥース接続などが必要。

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