2019年12月2日 06:00
女優・奈緒明かす「お芝居との出会いで人生設計が変わりました」
(撮影:中山 駿)
ドラマ『あなたの番です』(日本テレビ系)で、人の彼氏を横取りしたがる“尾野ちゃん”を怪演した奈緒(24)。劇中で口から噴射した緑の液体も話題になった。
「あれはマウスウオッシュという設定。実際はお水に緑の着色料を混ぜたもので、現場でスタッフさんと壁打ちの練習をしてから、本番に臨みました(笑)」(奈緒・以下同)
数々の奇行を見せた“尾野ちゃん”から一転、初主演映画『ハルカの陶』(11月30日より、ユーロスペースほかにて全国公開)で見せたのは、「備前焼」に恋した小山はるかのまっすぐな情熱だ。
はるか(奈緒)は、OLを辞めて陶芸家の修(平山浩行)に弟子入り。衝突しながらも心の交流を深めてゆくーー。
はるかの生き方には、彼女自身の生き方と重なるところがある。
「はるかの心境は、私がお芝居に出合ったときとすごく近い気がしました。
私には多分ドラマチックなことは起きず、結婚して子どもを産んで……という将来を思い描いていたので、女優のお仕事と出合えたことでものすごく人生が変わりました。本当は25歳くらいで結婚するつもりが、いまだにしていないですし(笑)」
人間国宝を演じた、笹野高史との初共演も貴重な出会いであった。