ふるさと納税、ポイント投資…お金の”潜在力”で攻めの貯蓄
「仮に1,000万円貯金があったとしても、それを生活費の不足分として取り崩していくと、5年ぐらいでなくなってしまいますよね。ところが同じ1,000万円を分散して投資すれば、お金の寿命を延ばすことができます。たとえば1,000万円を3%で運用できたら24年でほぼ倍になる計算。投資は怖いと思う人もいますが、少ない金額でかつ楽しみながら投資する方法もあります」
そう語るのはファイナンシャルプランナーの山口京子さん。「せっかく節約して貯めたお金を、そのまま銀行の普通預金に預けておくのはもったいない」と、山口さんは攻めの貯蓄を提案する。楽しみながらお金を捻出するのに手っ取り早いのが「ふるさと納税」。
夫の年収が500万円、扶養の範囲内で働くパートの妻と高校生の子どもの3人家族を例にとれば、4万円を寄付すると、2,000円引いた額がその年の所得税の控除の対象になり、翌年の住民税から差し引かれる(控除の上限額は、年収や家族構成などで異なる)。さらに返礼品は寄付金額の30%相当程度が上限となっているので、最大で約1万2,000円ほどが「貯蓄」できる計算に。
そして、貯めたお金を楽しみながら増やすなら、株主優待がある会社への投資。