宍戸錠さん 86年の豪快人生…本誌に語っていた“最後の目標”
俳優の宍戸錠さんが亡くなったと1月21日に発表された。86歳だった。各メディアによると死因は病死とみられているという。
宍戸さんは54年、8,000人の応募の中から第1期日活ニューフェースに合格。映画「警察日記」でデビューを果たした。「渡り鳥」シリーズなどの殺し屋役で話題となり「エースのジョー」という愛称で広く親しまれることに。そのいっぽう「くいしん坊!万才」(フジテレビ系)でリポーターを務め、バラエティーでも活躍した。
名優ぶりはもちろんのこと、宍戸さんはその豪快さでも常に話題の的。
女性関係も奔放だった。そういった性格から90年3月に息子の宍戸開(53)と小林聡美(54)の熱愛が報じられた際、本紙の取材に対し「ガールフレンドは何人もいたほうがいい。そんなに急いで恋人なんてきめつけないで、いろんなやつと付き合ってほしいんだな」「ただ、女にかまけて仕事をルーズにだけはしてほしくない」と“宍戸節”でエールを送っていた。
「激しい女性関係でしたが、妻・游子さんのことを一番愛していました。10年4月に游子さんが亡くなった際、宍戸さんは棺を開けてキスしたそうです」(宍戸さんの知人)
宍戸さんの晩年には2つのターニングポイントがあった。