2020年1月23日 06:00
雅子さま果たす25年越しの宿願「ダイアナ元妃へ恩返しを」
3人だけで御所の応接室に入られ、通訳を交えず英語で30分ほどご歓談。話題は日常生活から公務にいたるまで、多岐にわたったという。
「ダイアナ元妃は福祉や国際平和の問題にも関心が高かったので、雅子さまとの共通する話題も多かったと聞いています。とくに貧困や紛争で苦しむ子どもたちについては、少しでも早くこの問題を解消しなければいけないと意見が一致し、お互いに努力を誓われたそうです」(前出・皇室ジャーナリスト)
そして、最後に雅子さまとダイアナ元妃は「次はイギリスでお会いしましょう」と約束を交わしたという。
この麗しくも充実した会談について、当時の新聞は《新しい“プリンセス外交”が始まる予感が感じられた》などと報じた。ところが、ダイアナ元妃は’97年8月、36歳の若さで交通事故により非業の死を遂げる。
英国政府からはダイアナ元妃の葬儀に「皇太子と妃殿下にお越しいただけないか」との打診があった。しかし、国葬ではなかったこともあり、日本政府はその申し出を辞退してしまう。
「両陛下が参列を望まれても、政府のOKが出なければ出席は不可能だったのです。それでも雅子さまは親愛なるダイアナ元妃の葬儀に、一人の友人としても参列されたかったと思います」