2020年1月27日 11:00
麻丘めぐみ号泣した厳格母の本音「認知症でも左ききを歌い…」
麻丘めぐみさん(64)といえば、誰もが認める、70年代初頭の日本のアイドル創成期を築いた“アイドル第一期生”のひとり。『わたしの彼は左きき』などヒット曲を連発し、72年のレコード大賞では、並みいるライバルをおさえて最優秀新人賞を受賞する活躍ぶりだったが、わずか6年の活動の末、結婚とともに芸能界を引退。直後に、1女のママになっていた。
そんな麻丘さんが、この1月末、実に29年ぶりの新曲『フォーエバー・スマイル』をリリースすることが決定。
「どれだけヒットしても、うれしいと思えなかったし、自分に自信が持てなかった」
と、めまぐるしかったアイドル時代を振り返って語った麻丘さん。トップアイドルが経験した波乱の人生をたどりたい。
麻丘さんの芸能界との縁は、4歳年上の姉・明美さんがきっかけだった。
「姉が幼稚園の頃から劇団で活動していて、母はつきっきりでした。
私も同行するうちに、『ちょうど妹さんの年ごろの子を探していたんだ』という話になったんです」
3歳にして初舞台。その後、小5のとき、姉の演歌での本格デビューを目指して母娘3人で上京。
「アパートにお風呂がないのが子供ながらにショックで。