くらし情報『娘のためキャバレーでも歌う!麻丘めぐみ29年ぶり新曲のワケ』

娘のためキャバレーでも歌う!麻丘めぐみ29年ぶり新曲のワケ

キャバレーで歌っているところを写真週刊誌に撮られて『アイドルが落ちぶれて』なんて記事もありましたね。娘がいたからなんとかしのげましたが、このころが一番孤独でしたね」

最愛の娘を置いて仕事をすることはもちろん気がかりだったが、離婚とともに実母の政子さんが同居してくれたため、心配も半分で済んだという。

「カトリック系の一貫校に幼稚園から娘を入れました。しっかりした教育を受けさせたかったというのは、私が幼少の頃からまともに学校に行ってないので、コンプレックスもあったと思います」

アイドル時代も家族のために働き、子供を産んでからも家族のためにがむしゃらに働いた麻丘さん。働きづめの母に一人娘のひとみさんが、20歳の時こんな手紙をくれた。

『ママは、私のためだけに生きないで、自分のための人生を生きて欲しい』

今、ひとみさんは夢を叶えて、パリの美術館で研究員をしている。ひとみさんは、母にこうエールを送った。

「母は、人に対しても、仕事に対しても、まさに武士のようなまじめな人。
そのひたむきさは、幼い頃から働いて、いろんな出会いから培われたものと思うので、これからも誰かを笑顔にできる仕事を頑張って欲しいです」

29年ぶりの新曲も、きっと聴く人を笑顔にするだろう。

「女性自身」2020年2月4日号 掲載

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