2020年1月30日 15:50
ヨーロッパではスーパーの棚に!健康にも環境にも良い昆虫食
昨年11月にオープンした渋谷パルコで、“虫ランチ”を楽しめるレストランが話題を呼んでいる。さらに今春、無印良品が「コオロギせんべい」を発売するなど、今、“未来のフード”としての可能性に熱い視線が注がれている「昆虫食」ーー。
「お待たせしました〜」
店員さんのこんな一言とともに記者の目の前に現れたのは、その名も「MUSHIパフェ」。パフェの上にドーンと鎮座しますのは体長5センチはあろうかという立派なタガメ。6本の脚でアイスクリームにしがみついている。よくよく見れば、タガメ以外にもコオロギ、それに小さな甲虫の幼虫・ミールワームのトッピングも(し、しかも何匹も!)。
これ、虫が苦手な人なら、タガメと目が合っただけで卒倒もの。「こんなの注文する人いるの?」と思っていたら、お店の人からは意外な答えが。
「うちの人気メニューの1つなんですよ」
こう笑顔で話すのは、昨年11月に華々しくリニューアルオープンした渋谷パルコの地下レストラン街に出店した「鳥獣虫居酒屋・米とサーカス」のブランディングディレクター・宮下慧さん。
「当初、昆虫食メニューについては『お客さまに受け入れられるのだろうか』と多少、心配もしていたんです。