くらし情報『尾上右近「歌舞伎役者の家じゃないから…誰よりも勉強しないと」』

2020年2月3日 06:00

尾上右近「歌舞伎役者の家じゃないから…誰よりも勉強しないと」

尾上右近「歌舞伎役者の家じゃないから…誰よりも勉強しないと」


「型が決まっている歌舞伎はセリフをほぼ観客に向かってしゃべるけれど、現代劇は相手と向き合う。歌舞伎では感じられない、会話の重要性と難しさを実感しました」

昨年末に新作歌舞伎『風の谷のナウシカ』での好演が話題を呼んだ歌舞伎界の新鋭・尾上右近(27)。「新しい年もチャレンジングな1年にしたい」という言葉どおり、次に挑戦するのは、現代劇。’17年放送のNHKドラマ『この声をきみに』のスピンオフ舞台『この声をきみに〜もう一つの物語』(大阪公演/3月6〜8日、サンケイホールブリーゼにて。東京公演/3月12〜22日、俳優座劇場にて)だ。

本作は、ある朗読教室に集まり、声で心を開放していく人たちの交わりを描く心温まる大人のラブストーリー。専門外のジャンルにも果敢に挑む姿が頼もしい。

祖父と父は六代目・七代目清元延寿太夫。
清元という古典音楽の宗家に生まれた右近が、歌舞伎役者を志したのは3歳のとき。初舞台は7歳、そして12歳で二代目尾上右近襲名と、彼は歌舞伎の道を邁進していく。

「お稽古とか歌舞伎の世界のことに没頭しすぎてあまり友達ができなかった(笑)。学校も早退したり遅れていったり。そんななかでもできた何人かの友達は今でも仲よしで、公演を見にきてくれます」

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