「愛子天皇」実現のカギ握るのは自民党の女性天皇賛成派か
国民民主党と日本維新の会も、女性天皇には賛成の立場だ。
「ただ、政権交代が起こらない限り、野党にできることはほとんどありません。むしろ自民党内の女性天皇賛成派の動きが注目されます」(前出・記者)
昨年11月、自民党の甘利明税調会長は「男系を中心に順位をつけ、最終的選択としては女系も容認すべきだ」と発言。二階俊博幹事長も「男女平等、民主主義の社会なので、それを念頭に入れて問題を考えていけば、おのずから結論は出る」と、女性天皇・女系天皇を容認する考えを示した。さらに石破茂元幹事長も昨年12月「女系だからすなわち駄目だ、という議論にはあまり賛同していない」と、党内の“男系派”を牽制した。
「憲法にも、天皇の地位は《日本国民の総意に基づく》とあり、国民の意思が重要です。女性天皇の問題は選挙の争点になりにくいですが、有権者が関心を持っていることを与野党に訴えていくことが必要です」(前出・記者)
「女性自身」2020年2月11日号 掲載