くらし情報『松島トモ子「親子心中も考えた」壮絶老老介護でみえた母娘の形』

2020年2月24日 11:00

松島トモ子「親子心中も考えた」壮絶老老介護でみえた母娘の形

(撮影:金田浩樹)

(撮影:金田浩樹)



95歳でも元気だった母が、突然変わってしまった――。

女優・松島トモ子さん(75)の母・志奈枝さん(99)は、ある日突然、認知症を発症。4歳でデビューしてからマネージャーとして24時間ともに過ごしてきた母子に、想定外の展開が降りかかった。一度は倒れて親子心中も考えたが、松島さんは、自宅で母の面倒を見る道を選んだ。壮絶な母子の老老介護の現場を語る。

「母の親しいお友達を招いて、都内の中華料理店で95歳の誕生会を開いていました。でも、母の様子が明らかにおかしい。いつもは、好奇心旺盛な母が、人の話を聞こうともせずガツガツと料理を食べ続けていたんです。私は、母に合図を送るつもりでテーブルの下から母のヒザに手をやりました。そしたら、母が失禁していた。もうあのときは、頭が真っ白になってしまって。この場から、消えて無くなりたいとさえ思いました」

いつもきれいでレディだった母が、180度変わってしまった。それが何よりも辛かったと、松島さんは語る。

「母は、本当にずっと元気で、86歳で運転免許を自主返納するまで、私の歌の稽古や買い物など、車で送り迎えしてくれました。発症する直前に、親子で『徹子の部屋』に出演した時も、『私はトモ子の立派なお葬式を出してから死にます』なんて言ってね(笑)。

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