カメラマンも演技に涙した!松本穂香「急成長はできないけど…」
「サキとお父さんは全然コミュニケーションを取らないので、お互い何を思っているかわからない。なので現場でも自然とそうなりました。むしろこういう取材日とかで、本当に最近、渋川さんとお話しするようになりました。『あのときはお互いしゃべらなかったよね』って(笑)」
松本穂香(23)が映画『酔うと化け物になる父がつらい』(3月6日全国ロードショー)で演じたのは主人公のサキ。父・トシフミ(渋川清彦)はアルコールに溺れる日々を送り、母・サエコ(ともさかりえ)は新興宗教の信者で勤行に励んでいる。そんな両親を持ったためか、いつしか心を閉ざし、感情を表に出さなくなる娘という役柄だ。
「題材はヘビーですけど、それをコミカルにかわいらしく、原作の漫画が持つ柔らかさのようなものがうまく表現された映画だと思います。人間関係で悩んでいる方に、この作品が何かのきっかけになったらうれしいです」
そう話す松本だが、ドラマや映画で出演作が続き、着実にステップアップしている印象だ。
「急成長はできないので、1年前と比べて少し変われたって思えたらいいなって。スタッフさんが大変なスケジュールのなかで頑張っている姿を見ていると、私も頑張ろうと力をもらえるので、一生懸命やるだけです。